当ブログでは北見・札幌・東京・静岡の毎日の最低気温・最高気温をグラフで記録しています。（静岡は管理人が長年暮らした土地です）
毎月初めに前月の気温推移をまとめています。

ではまず当ブログの気温日報を１ヶ月分まとめてみると…

４都市ほぼ横並びに近いイメージとなりました。
７月の平均気温は
北見　24.4℃（平年比+5.3℃）過去最高
札幌　25.8℃（平年比+4.7℃）
東京　28.4℃（平年比+2.7℃）
静岡　28.2℃（平年比+2.1℃）
でした。

北見と東京の差

北見と東京の7月の平均気温の差は4.0℃でした。
（1月14.0℃、2月12.3℃、3月12.3℃、4月9.5℃、5月6.5℃、6月5.8℃）
北見が東京の最高気温を上回ることもあり、特に今年は５連続猛暑日という極端な高温もありました。北見の猛暑日数は8日、なんと東京の7日を超えてしまいました。

北見の異常な高温

７月は４都市全て平均気温が平年を上回りました。とりわけ北見の24.4℃【平年比+5.3℃】は異常な数値です。東京の７月の平年値25.7℃に近付いています。
かなりの高い数字が出るとは予想していましたが衝撃的です。

そのほか北見の今年の７月の記録としては…

夏日：29日過去最多
そのうち真夏日は：19日過去最多
そのうち猛暑日は：8日過去最多　※これまでの最高は2023年8月の4日
7/24の日最高気温39.0℃は過去最高（北海道観測史上2位）

北見の夏の気温の特徴・不快指数

５連続猛暑日を記録した北見ですが、昼間の高温時間帯の「湿度」は20～40％台、東京は50～60％台が多くなっています。最高気温だけで見ると北見と東京は大差ないように感じますが、湿度が違うことで体感の不快感は大きく違うと思われます。
「不快指数」という指標を使って同日同時刻の北見と東京を比較すると…

2025/7/24　12:00
北見36.8℃　湿度25％　不快指数81.6
東京33.7℃　湿度62％　不快指数85.4

気温は北見の方が高いのに、湿度が関わると東京の方が「不快」という結果になります。いわゆる「暑さの質が違う」とはこういうことなのかと思います。

日最低気温・熱帯夜

グラフを見ると、北見の最低気温は20℃前後が多くなっています。熱帯夜は０です。（記録上、北見は熱帯夜になったことがありません）
対して東京は最低気温が25℃以上の熱帯夜が20日あります。
北見では、昼間の暑さを何とかしのげば、夜は涼しくなります。管理人は静岡で長年暮らしましたが、北見に戻ってこの夜間の気温の違いを強く感じます。

とはいえ、北見の日最低気温の今年７月平均は18.6℃、これは平年比+3.9℃です。
北見の夏のせめてもの救い「夜の涼しさ」は今後どうなっていくのでしょうか。

気象庁の季節予報では、８月の北海道オホーツク海側で「平均気温は、高い確率６０％」となっています。まだ高温傾向が続くと予想されます。

※現在天気予報等で使用されている気象データの「平年値」は、1991-2020の30年の平均です。