北海道北見市の気温・気候と生活情報 北見と東京の気温比較

サイトタイトル 北見の気温と暮らし
北見の極端に上下する気温と、跳ね回るエゾリスをイメージしました

エゾシロチョウの集団羽化

偶然、エゾシロチョウの集団羽化に立ち会ったのでレポートします。

6月13日金曜日、午前10時頃。買い物しようと立ち寄ったコープの駐車場から見えるウメの木に実がなり始めていました。梅の木はJRの高架下の遊歩道の近くに3本植えられています。もっと近くでウメの実を見ようと車を降りて駐車場から高架下の遊歩道へ移動しました。

間近で見たかわいいウメの実に眼福を得た私はそのまま遊歩道を歩き続けてしまいました。こまった鳥頭です。

新緑を楽しみながら歩いているうちに遊歩道の終わるところまで来ていました。ふと舗装から砂利道に変わったところで白い蝶がたくさんいるのが見えました。

近付いてよく見ると蝶はエゾシロチョウでした。
エゾシロチョウは地面の水を吸っているようでした。
前日の雨で土中に水分がたくさんあるのかもしれません。傍には水たまりもあります。今日は暑いから蝶も水分補給しているのかなと呑気なことを思いながらもと来た道を引き返そうと目線を変えたところで異様な光景を目撃しました。

白い紙吹雪が舞うようにボケの植木の周りをエゾシロチョウがたくさん飛び回っていたのです(たったいまボケの前を歩いて来たというのに蝶の集団に全く気付けなかったぼんやりすぎる自分にもびっくりです)。

集団で飛び回る蝶の様子を上手く撮影できなかったので交尾中の蝶やサナギなどに的を絞って撮影しました。
ボケの葉の上にはメスの蝶に群がるオスの蝶があちらこちらにいっぱいいます。
エゾシロチョウはオスがメスよりも先に羽化し、メスのサナギの傍で飛び回りながらメスの羽化を待ち続け、メスが羽化した直後に交尾をはじめるのだそうです。なんともせわしないけれども、のんびりしてたら命は繋げられないのでしょう。

雄のエゾシロチョウの凄まじい翅の音が、繁殖への必死さを感じました。

この日は日差しが強く最高気温が26℃でした。エゾシロチョウの観察を終えてふと我に返ると汗びっしょりでした。その後の買い物中もエゾシロチョウのことばかり考えてしまい、余計なものを買って肝心なものを買い忘れてしまいました(否、それは通常運行である)。
買い物する予定で移動も車だったので帽子もなく観察用のメモ帳とペン、スマホ用のマクロレンズ(百均のもの)も持たずの観察となりました。今回のような行き当たりばったりな行動は熱中症になる危険もあるため今後は気を付けたいです。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 北見市情報へ
道東ランキング